Qt/Docker でお手軽 wasm!!
Qt for WebAssembly を見ながら環境構築をするのがちょっとめんどくさかったので、Qt アプリを wasm 化して動作させるような Dockerfile を書いてみました。
なにをしているの?
Qt アプリを wasm 向けにビルドするための Qt の開発環境と、 それを動かすためのウェブサーバー をビルドした Docker 環境を提供します。
実行時にアプリケーションのソースコードを /app 以下にマウントし、そこで自動的に qmake && make をし、ウェブサーバー経由でアクセス可能にしています。
使ってみよう!
Qt のサンプルアプリがあるディレクトリや、自身で開発されている Qt アプリのソースディレクトリ以下で、下記のコマンドを実行するだけです(初回はイメージのダウンロードに多少時間がかかります)
$ docker run -v $PWD:/app -p 8080:8080 tasuku/qtwasmserver
アプリのビルドに少し時間がかかりますが「Starting web server」という文字が見えたら http://localhost:8080/ でアプリにアクセスすることができます。

サーバーは Ctrl+C で終了させることができます。